この土曜日に群馬県太田市での上映会に行ってきました。毎日がこんな風だったらどんなに楽しいかというような一日。バイア風パーカッション(バハベントという若い人たちのグループによるものです)やブラジル料理のワークショップ、『ブラジルから来たおじいちゃん』の上映と日本で育った若いブラジル人の方とのトーク、パーカッションの演奏、最後はワークショップで作ったごちそうを食べながらの交流会です。

宣伝期間が短かったにもかかわらず130名もの方が参加してくださいました。ブラジル人の親子連れが多く、子供たちが元気に太鼓を叩いているのを親御さんがうれしそうに眺めていたり、お父さんが太鼓を叩くのを小さな娘さんが写真におさめたり。みんなとても楽しそう。特に子供たちが元気に明るい笑顔を見せてくれて、こちらも思わずにっこりしました。

10歳の時にブラジルから日本に来て育ち、努力を重ねて大学を出て、現在、自らの事務所を開いてデザイナーをしている若者が映画の後、お話をしてくれました。いじめられて大変辛いことがあったけれど、それを乗り越えて強くなったと。おおぜいいる子供たちに向かって、いじめられるほうは強くなるきっかけをもらっているのだという風に受け取めて乗り越えようという意味のことや、夢をもって夢に向かって生きる事が大切と、体験者からの力強い励ましの言葉を語られました。

私は、国際学級の先生やバイリンガル教員の皆さんにも再会。思わずハグ/アブラソしあいました。

体を動かし、感じ、味わい、人々と出会い、最高の集まりになりました。こんな集まりが各地で開かれれば、ブラジル人のエンパワメント、彼らと日本人との交流のみならず、日本社会自体の活性化につながると確信した次第です。

今回、お世話になりました太田の皆々様、ご一緒させていただいたバハベントの皆さんに心より感謝を申し上げます。

posted by muchaku at 10:41| Comment(1)TrackBack(0)あれこれ from KURIHARA

この記事へのコメント
広島の横川で上映した際にお会いした者です。
福山のファビオ君がJリーグ2部のファジアーノ岡山に加入することが決まりました。
日本育ちのブラジル人のプロサッカー選手は、過去に聞いたことがありません。日本のブラジル人社会にとって朗報だと思います。
ブログにアップしましたのでよかったらご覧ください。
http://blogs.dion.ne.jp/brasil_hiroshima/archives/8994221.html
Posted by 小畑浩 at 2009年12月04日 00:04