紺野さんの最後の語り

この週末、2日にご覧にいれる映像を編集していました。サンパウロ、広島のそれぞれの会場の聴衆にふさわしいお話を、なさっています。サンパウロでは、移民とは、という大きな設問への自分なりの答えを出され、広島のスカイプトークでは、日本に住む若いブラジル人たちを思い、日本人にメッセージを送られました。

スカイプの時には、会場からの質問にも答えていただいています。若い人たちからの質問に真っ正面から答えておられる紺野さんです。最後まで、世界に目を向け、次の世代を思う一生を貫かれたことを実感します。

思わず、紺野さんの実直な語りに気が引き締まり、謙虚な気持ちになりました。もうひと踏ん張りがんばるかという気が起こってきます。そして、本当につい最近までこんなにお元気で、物事を深く考えられていたことを思うと、今、ここにいらっしゃらないのが本当に嘘のようです。

紺野さんの最後のメッセージを聴きにぜひ8月2日、東京渋谷UPLINKでの上映にお運びください。一緒に紺野さんへの思いを語り合いましょう!

追悼上映会、お知らせのページへのリンク

http://umsenhordobrasil.sblo.jp/article/30515053.html


ページのトップへ

24日のワークショップ、大いに盛り上がり!

今回は、大阪のヂスペルタドールと神戸のフェジョン・プレットの皆さんがかけつけてくれました。浅草のサンバカーニバルにも出場している方達です。フェジョン・プレットの方はなんとリオのカーニバルにも出場なさっています!!!

まず、デモンストレーション。子どもたちはそこでもう踊りだしてしまいました!今までCDに合わせてだったので、生演奏は始めて。みんなリズムに乗って楽しそう。

各楽器の紹介があって、それぞれのリズムを重ねていくという方法で、サンバのリズムの構造を教えてくれました。好きな楽器を選んでと言われると、多くの子が、クイーカに殺到しました。例の缶の中に手をつっこんで、キューキュー言わせる楽器です。

楽器ごとにグループに分かれて、それぞれ教えてもらい、1時間後に合わせると、あらあら不思議。ちゃんとサンバになっていました。子どもたちは覚えるのも早く、教える人たちもうれしそうです。大人たちもがんばらねば! 9月には、みんなでお祭りに登場します。

猛暑なのに、木陰の下で風が吹いて、汗はいっぱいかいたけど、誰も具合が悪くなったりもせず、楽しい夏の一日になりました。時間が来ても、みんな帰りたくなかったみたいです。

御協力くださったみなさん、ありがとうございました。

すでにあちこちから、みんなで演奏しに来てくださいと声をかけられています。子どもたちに、他の地域の子どもたちに教えられるようになってもらえればと思っています。


ページのトップへ

パーカッションワークショップ

明日、2回目のパーカッションワークショップが開かれます。

機材がようやく整い、先回撮影したビデオを編集し始めました。あの時の幸せな高揚した気分が戻ってきます。麦、鳥の声、緑、水の音、自然の美しさに触発されます。そんな中でみんながパーカッションを叩いて、子どもも大人も楽しんでいる様子がしっかり写っていて感激しました。

明日もしっかり撮影して、短くまとめてYoutubeにでもアップしようかと思います。見た人は、みんなきっと参加したくなること間違いなし!


ページのトップへ

大阪大学での上映会

13日に大阪大学で上映会を開いていただきました。

豪雨が心配される中,多数の方がご参加くださり、とてもアットホームな上映会になりました。それも、上映を企画してくださったのが高校の同級生である金水先生だったことと、阪大の待兼山校舎の最寄り駅は私の子ども時代の最寄り駅でもあって、地元感覚もありました。

観客の大半が若い学生さんたちだったせいか、ファビオ君とドグラス君が登場する場面では、あちこちで笑いが起こりました。

大きな声で笑いが聞こえていたので、きっとブラジル人の方がいらしているなと思っていましたら、ポルトガル語を阪大で教えておられるブラジル人の先生でした。また、日本でのブラジル人の実態調査などを行っている方もお見えになりました。

阪大の最寄り駅の石橋は宝塚線ということもあり、金水先生が最近起こった宝塚での放火事件のことにも触れてくださいました。自分たちの身近なことだということを皆さんに感じていただけたればと思いました。

一般の日本人の視野には、いまだに日本在住の外国人は入っていません。相変わらず、単一民族なんて言っている人がいて、ちょっと困ってしまいます。今後の日本の将来を考える上で、日本に住む外国人たちが社会の活性化に不可欠です。そのためには、日本人の意識を変えることが大切だと感じます。


ページのトップへ

第2回パーカッションワークショップ開催決定!

前作『ルッキング・フォー・フミコ』でご縁のできた地域で、ブラジル人学校のこどもたち、地域の人々、都市からの人々が参加するパーカッション・ワークショップを6月に開いた所、大変好評でした。子どもたちから、日本の子も,ブラジルの子も、今度の土曜日にまた行くの?とか、今度行く時はもっと早い時間からやろうとか、嬉しい言葉をもらいました。

先回、パーカッションを教えてくれた人たちが日程的に都合がつかなかったり、国際交流協会の会長さんがいろいろご支援してくださっているのですが、やはり私一人では力不足であったりするので、次回はどうかなと思っていました。しかし、『ブラジルから来たおじいちゃん』を上映してくださった大阪の小学校の先生が、実は、サンバチームのリーダーで、お話をしたところ、サンバを指導にチームを引き連れて、大阪から遠路はるばるいらしてくださることになりました! 感謝のひと言です。

9月20日にある多文化のお祭りでブラジル人学校の子どもたちが毎年サンバを披露するのですが、一緒に出場しませんかとお招きいただき、ワークショップのみんなもすっかり乗り気になっています。
本当にささやかな試みですが、参加された方達の開放感・度はとても高かったです。宝塚の事件を見るにつけ、こういう楽しい居場所、出会い・交流の場を子どもたち、おとなたちと一緒に作っていければと思います。

また、国際交流と言っても、今も多くの地域で、相変わらず海外の姉妹都市との交流が優先されている現状があります。ぜひ足元の国際交流を最優先していかなければと思います。異なるものが接する事で、エネルギーのダイナミズムが湧いてきます。同化ばかりしていては、どんどん縮んでいってしまいます。それが今の日本の現状ではないでしょうか。社会のダイナミズムやエネルギーを増やすのも、外に開いて、息を吸い込んで、吐いて吸い込んで、生命の営みと同じではないでしょうか。


ページのトップへ

逃げ場

宝塚の放火事件ですが、彼女の気持ちが落ち着いて自分がしたことに向き合ったらどうなるのか、どこか逃げ場があったなら違う結果になっていたのではと、胸がしめつけられる思いです。

家族は密室です。私自身の場合、おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさんや自然などが逃げ場になっていたと思います。

今の時代、なかなか良い逃げ場が少ないですが、子どもたちのために新しい居場所を作っていかなくてはと思う今日この頃です。

 

この記事へのコメント
速くおばあちゃんとブラジルに帰り幸せに暮らせると良い。 日本は、人間使い、奴隷商人見たいなのが居て、地域自治体、行政、治安機関もグルなので
怖い。 九番団地に来てくれると聞いたので
早稲田大学政治経済学部OBの和田好司さま、
yahoo のyoshijiwada blog参照、
ブラジル移民アルゼンチナ丸 で検索
出来る人も来て欲しいです。何時もオフィシャル
ストーリーの話を日本人にしても悲しい。
Posted by 港区九番団地 at 2010年09月03日 04:13

ページのトップへ
1 / 212