大阪大学での上映

絨毯敷きのフロアに座って授業を受けられる教室はオレンジルームと呼ばれています


今年こそ、風邪を引くまいとがんばっていたのですが、寒さと忙しさが重なった途端にダウンしてしまいました。いつまでも長引く風邪に困惑しつつ、食事を見直し、運動を増やすなど、免疫力を高めることを決意しました。

大阪大学での上映のご報告がすっかり遅くなりました。11月24日、大阪大学のコミュニケーション・デザイン・センターで『ブラジルから来たおじいちゃん』の上映をしていただきました。ここは、学問の世界が専門化されすぎ、現場から離れてしまうのに対して、逆に異なる分野を結びつけながら現場に臨んでいこうという姿勢で、教育研究を行っておられるセンターです。今回の上映も、理科系、文科系の学生さんたちが一緒に受けている「ディスコミュニケーション」の授業の一環として行なわれました。

参加型の授業を行われているだけあって、上映後の質疑応答の際にも多数の学生さんたちが質問をしてくれました。紺野さんはいったい日本とブラジルとどちらに属していると感じていたのか、ブラジル人の子どもたちに対するいじめはあるのかなどの質問が出ました。感想も送っていただきましたので、日を改めて、掲載できればと思います。

新しい学び方を模索されているだけあって、自由な雰囲気があふれ、とても楽しい上映会になりました。特に当日の司会を行なってくださった池田光穂先生が、さすが中米でフィールドワークをなさっていた文化人類学者だけあって、人間味あふれるキャラクターで、集まりをさらに魅力的なものにしていました。

素敵な上映会を企画してくださったジェリー横田先生、池田先生に、とても感謝しています。


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上京して研究会に出席してきました

カトリック教会の外国人支援をフォローしておられる方の発表を聞きました。400年にわたってカトリシズムが広がり、敬虔なカトリック信者が多いフィリピンの人たちの支援の様子でした。その早さ、機動力はさすがです。インフラの強固さはもちろんですが、日頃の熱心な活動もあいまって、震災当初から的確な支援を繰り広げられている様子が分かりました。

発表者はカトリック教会の中でも、彼らが未だにお客様扱いになっていることの問題を指摘されていました。フィリピン人信者と日本人信者の両者に歩み寄るべき点があること、同様の問題が日本社会全体にもあることも提起されました。

先日、日系インドネシア人の教会にうかがった時にも感じたことですが、信仰が人を強くすることを見せつけられました。


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