名古屋に3泊4日で、配給ともども宣伝に行ってきました。国際センター、交流協会、関連の大学の先生、ブラジル関連のお店、そしてメディア等、あっという間に3日間が過ぎました。ブラジル人集住する名古屋だけあって、映画に対する関心はとても高く、すでに映画の事を知っていてくださって、見たかったとおっしゃってくださる方にも何人かお会いしました。

また、宣伝をしながら、名古屋の状況をうかがうことができました。親が急に仕事を失い、突然ブラジルに帰らなければならなくなってしまい、途方にくれている子供たち、入試にうかったけれど、入学金を自分で稼ごうと水商売に飛び込む子供、名古屋空港から12月だけでブラジルに5000人が旅立ったとのことです。

一方でこちらにとどまる覚悟をしている人も多数います。そういう人たちに向けて、より広い職種につけるように、そのための日本語クラスを緊急に始めた人たちもいます。また、介護の研修を受け始めた人たちも。

こういう状況をみるにつけ、紺野さんの体験に基づいた言葉がますます重く響いてくる今日この頃です。