大正期に使用されていた動力機の原理に基づいて作られた小水力発電機
先々週末、パーマカルチャー中部が岐阜県で開いた小水力発電のワークショップに参加してきました。座学はもちろん、実際に水の豊かな美しい自然環境の中で実際の物を見て、自ら体を動かして学ぶすばらしい機会でした。
名古屋大学のだいずせんせいこと、高野雅夫さんが指導してくださいました。谷間の集落にある農業用水路に取り付けられた螺旋状の発電機をまずは見学。そこそこの水量と傾斜で隣の茅葺き屋根の家の照明、小さな冷蔵庫、洗濯機は動かせるとのお話にびっくり。
また、水利権というものが国に管理されており、自分の土地に流れる水であっても、発電機は勝手に置けないとの話。じゃあ、なぜ水車は大丈夫だったのですかとつっこみを入れると、動力はOKなのだそうです!?
自分たちで 自転車のダイナモを使った小水力発電装置も作りました。獣をよけるための田畑の電柵の電源にするという方が多かったです。
同じような関心を持つたくさんの気持ちのよい方たちに出会うことができました。そののりで、富士山麓で開かれたパーマカルチャーのギャザリングにも連れて行っていただきました。いろいろな取り組みが紹介されて、とても良い刺激でした。
ちなみに、拙宅は、昨春、洗濯機が壊れ、1ヶ月ほど前、風呂の温水器が壊れました。節電の折、これらのものなしで生活中。洗濯は、手洗い、コインランドリー、ご近所の洗濯機で賄っています。水シャワーですましていますが、猛暑のおかげで生温く、こちらもなんとかなっています。寒くなる前に風呂はなんとかせねば! でも、お風呂屋さんという手もありますね。(昔はみんなで助けあって、資源を大切にしていました。)
本当は、土のあるところで住みたいという気持ちでいっぱいです。しかし、まだ、やるべき仕事がここにあるし、他の諸々を考えるとおいそれとはいきません。一方、都市は、今や、利己主義の権化、消費馬鹿と化していますが、身体的弱者や様々な少数派にとっては住みやすいところでもあります。なんとかここをもっと自然のサイクルの中で生きられる場所にできないかというテーマが私の中で重みを増してきました。
さっそくベランダのルッコラの種採りをしてみました。同じようなアーバンファーマーたちと種の交換会などというアイディアも。
今回、お世話になったパーマカルチャー中部の皆さん、だいずせんせい、参加者の皆さん、森林アカデミーの皆さんに感謝です。今後もつながっていきたいです。
なお、この地域の元村長さんのお話もすばらしかったです。それはまた、別の機会に!
このゲストハウスの電源は上の発電機ですべてまかなわれています
これが発電機、制作中です。
さっそく家でアーバンパーマカルチャーを実践。ルッコラの種採り。
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