節電の余波はワークショップにも

節電の余波は思わぬ所に及んでいます。滋賀でのパーカッションのワークショップに参加しているブラジル人の子どもたちの親御さんたちの職場は、節電のために土日が休みでなくなってしまいました。また、お休みの期間も突然増えたり。

土曜日に開かれるワークショップ、7月はそのせいで、いつもより参加する子どもたちの数が増えました。ところが、8月のワークショップ予定日は、職場が休業になるとか、親御さんたちはお家に、子どもたちは? どういう形にするのか、先生たちに様子を聞きつつ、良い方法を目指していきます。


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種をまいておいて良かった

 

ゴーヤ、今年二つ目です!

ゴーヤ、二つ目が大きくなってきました。ひとつ目は先週末、いつも留守中に植物の世話をしてくださる近所の方と一緒に、チャンプルーを作って食べました。とてもおいしかったです。植えて良かった!

種を撒いておいて良かったと思うのは、ゴーヤだけではありません。私の関わる、ある組合で以前委員会を立ち上げていたことが現在、組合の危機を救おうとしています。当時は、やったこともない活動でてんやわんやでしたが、開かれた運営に関心のある人たちの活動の種を撒いたのです。結局、その時は新しいやり方を快く思わない人からの恫喝の手紙で、一時活動を休止。しかし、今回の、理由も明確にされないまま多額の工事が次々と進められるという危機に際して活動再開です。

時代は変わりました。もうお金もないし、原発事故で放射性物質蔓延。黙っている場合ではないと人々が感じています。密室で一部の利益を優先して物事が決められ、既成事実がいつのまにか作られ、進められる。どこかで聞いたことのある話ですね。そういうやり方はやめる。自分の住んでいる場所での小さな試みですが、このような活動こそが世界を変えることにつながると信じて取り組んでいます。

最近では、専門的な知識を持っている方たちの協力を得られるようになってきました。皆さんと協力して、こちらもおいしい実を結ばせます。

 


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庭が教えてくれること

 

見慣れたランタナもここではその輝きを増して

のびのびとしげる夏草たち

暑い日ざしを喜びに変えてくれる葉っぱたち

とかげのひなたぼっこ。平和な姿が見る者の気持ちを染める

台風のおかげで涼しい日々が続いています。人間は台風にびくびくしていましたが、ベランダの植物たちはいつになくみずみずしい表情を見せています。最近、植物たちにインスピレーションを受けています。

兵庫県宝塚市に2003年にできたイギリス風庭園に昨日、行ってきました。子どもの頃、何度も通った思い出のある動物園をつぶして作られた庭なので、これまで気が向きませんでした。しかし、農薬などを使わず、自然の生き物が住みつくような形で作られているということを知り、思い切って足を運んでみました。

長さ30センチ程の赤茶色の獣が小道を横切ったので、リスかなと思い、庭園の方に尋ねたところ、いたちだとのこと。ここに住み着いているそうです。とかげの日向ぼっこにも出会いました。草花、樹木たちはもちろん輝いています。自然に寄り添った庭に数々の命がきらめいているのを見ると、自然を支配できると考えてきた人間の愚かさに気づきます。人間もこの輝く命のひとつに過ぎないんだ。謙虚な思いがあふれてきます。動物園はなくなりましたが、こういう庭になったのならかえって良かったと思えました。いつまでも訪れる人たちに、穏やかな時間を与えると同時に大切なメッセージを伝えてくれればと思います。


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7月のパーカッションワークショップ

この土曜日、7月のパーカッションワークショップが開かれました。大変な暑さにも関わらず、たくさんの人たちが集まってくれました。今回は、『ブラジルから来たおじいちゃん』を昨年、ノースウェスタン大学で見て、日本に住むブラジル人を調査することにしたSさんも、日本到着の翌日なのに参加してくれました。また、地域の高齢者施設のおばあちゃんたちも参加。ついには、江州音頭という地域の盆踊りスタイルで踊り出すおばあちゃんも! 子どもたちも暑いながらも一生懸命演奏に集中。今回は、子どもたちだけで演奏する時間も取りましたが、すでに演奏をマスターしている子どもたちもいて、子どもチーム結成もそう遠くないかと楽しみです。
日中の温度は、35度だったそうです。でも、都会のあの輻射熱だらけの不快な暑さとは違いますね。来月、8月のワークショップの次は草津での本番です。そのための練習もやっています。去年以上に元気な演奏をしたいものです。
今回も、ワークショップ後にシュハスコというブラジル風焼き肉をして、反省会を開きました。夕方の涼しい風が吹き、心地よい疲労感の中、リラックスしました。
回を重ねながら、少しずつ手直しして、より良い形を求めています。

 


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パーカッションワークショップに行ってきます

今日もひどい暑さになりそうです。でも、今日はパーカッションワークショップで東近江です。あちらもとても暑くなる場所ですが、林の中は都会のコンクリートとアスファルトの環境とは異なり、土や樹木に囲まれて、心地よい暑さになります。新鮮な空気を吸って、みんなと楽しんできたいと思います。

今日は、昨年、ノースウェスタン大学での上映に参加して、『ブラジルから来たおじいちゃん』を見て、日本に住むブラジル人を調査することに決めた学生さんも参加予定。他にもアメリカ人の大学の先生たちもいらっしゃる予定です。

最近はワークショップ後にシュハスコというブラジル風焼き肉をすることが恒例化していて、そちらも楽しみです。


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確かな暮らしを

昨日、咲いたばかりの初雌花

最近、住まいの暑さ対策や住んでいる集合住宅での活動などに追われる日々です。住まいは夏を旨とせよ。鉄筋住宅は日本の風土に合っていないことを改めて痛感させられます。住宅しかり、原発しかり、西洋の物をやたらに取り入れたり、人間の力で自然を支配できるという考え方は、ここに至って間違っていたことが明らかになりました。日本の将来は、数字上の経済成長に振り回されない、ここの自然に根ざした確かな暮らしにあるのではないでしょうか。その形を自分なりに探りたいと思います。


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