昨日、日本の大学で英語教育に携わる先生がた対象のRipples of Change (ルッキング・フォー・フミコ)の上映会が開かれました。その大半がアメリカ、イギリス、ドイツ人の先生がたと留学生たちでした。和気あいあいとした雰囲気の中、Q&Aが進み、この映画の時にはよくそうなるのですが、皆さん、ご自分自身の抱える問題を話し出されました。
乳児、幼児を抱えて、大学で教えるのに、授乳室やデイケアがないこと。待機リストが長いものの、一旦入れてしまえば、日本の保育所は、イギリスやアメリカに比べて、質が高く、とても頼りになること。日本の学校でジェンダーの概念自体を教えることの難しさなど。様々な話題が出て、大変充実した時間となりました。
製作してから20年もたつこの作品が、未だにこのような場を作ることができたこと。参加された先生がたがこの作品を授業で使いたいとおっしゃってくださったこと。作者冥利につきます。久しぶりにこの映画を見て、撮影や編集の時のことをなつかしく思い出しつつ、感慨にふけりました。