ミュージシャンの宮沢和史さんは『ブラジルから来たおじいちゃん』にお言葉をくださり、応援してくださっています。「おじいちゃん」の上映のあった山梨県の国際交流の催しでは、宮沢さんがミニコンサートで歌われ、参加者が一緒に歌ったり踊ったり、会は大いに盛り上がりました。

宮沢さんが沖縄限定で発売されているシングルCD『シンカヌチャー』を送ってくださいました。昨年、10月に沖縄で開催された世界エイサー大会2011の課題曲、第五回世界ウチナンチュー大会の応援ソングに採用されたタイトル曲とハワイ出身のジェイク・シマブクロの『Shima』が収録されています。

『シンカヌチャー』はアップビートでエネルギッシュな歌です。シンカヌッチャーとはウチナーグチで仲間という意味だそうです。沖縄の人たちは、ブラジルはもちろんハワイ、米国本土、その他、海を越えて世界中に移住し、そこでもウチナンチューとしてのアイデンティティを保ち、自らの文化を大切にしながら暮らしています。紺野さんがサンパウロでニッケイのお祭りに連れていってくれた時に、沖縄県人会の人たちがエイサーを元気に踊っていたことを思い出します。参加している県人会の人数も圧倒的でした。日本人というより沖縄人として生きている姿が目に焼き付けられました。

見知らぬ土地で厳しい状況にあっても、人生を楽しみながら、明るく前向きに生きていこうとする精神、文化は、ブラジルの音楽や文化ともつながります。世界中でそんな風に生きている沖縄人たち、そんな生き方を共有したい私たちにぴったりの歌です。

ちなみに、仕事の時にかけるとさくさく仕事が進みますよ!