8月18日、名古屋大学で開催された日本語教育国際研究大会での上映にうかがいました。向かって左側の土井佳彦さんが率いる多文化共生リソースセンター東海が組織してくれたものです。志を持つ若い方たたちの心遣いと息吹が隅々まで感じられる暖かいものでした。
私の向かって右側におられるのは、手話通訳の北山さん、映画にリソースセンターの方たちが聾者のための字幕をつけてくださっての上映です。気になっていたものの、余裕がなくこれまでできなかったことを実現していただきました。
日本語教育の文脈での上映ということで、日本語の先生方も多いのではないかと思い、紺野さんと子どもたちとのような、互いを尊重する関係を生徒たちと作ってほしいということと、立ち後れている日本語教育の体制作りにも現場から取り組んでもらいたいということのふたつをお願いしました。
会場からは、他の上映会場ではどのような感想があったのか、フェアな視線を感じたがそれはどうして可能だったのか、紺野さんのような日本、ブラジルの両方を理解し、二つの国をつなげるような存在が今、日本に暮らすブラジル人たちから出てくるだろうかというご質問がありました。最後の問いについては、すでにそういう存在がいますとお答えしました。
良いエネルギーが感じられる場で 、他の映画の若い監督たちにもお目にかかれる、とてもうれしい機会でした。