パネル・ディスカッションの付記になりますが、
日曜日のパネルは、劇場内だけでなく、劇場でのロビーでも続きました。一枚板のとてもすてきなベンチが2脚あり、そこに鬼塚先生、松原マリナさんもおつきあいくださり、お話が続きました。ずいぶんたくさんの二十人以上の方々が残ってくださいました。ブラジル人の子供たちの教育の問題などについていろいろ話が盛り上がりました。松原さんが実際子供たちの教育に関わってきた母親として、また、子供たちにポルトガル語を教える活動をしている在日ブラジル人、当事者として語ってくださって、皆さんに様々なことが伝わったのではないかと思います。
松原さんが最後に、「これまで在住外国人の問題関連の活動をする人たちとは話す機会があったけれど、こんなにたくさんの一般の人たちと話したのは初めてです」とおっしゃいました。一般の日本人に在住外国人の抱える問題は、私たちの社会の問題であることを認識してもらえるように、こういう機会ををもっと作っていけたらと思いました。東近江の時も、犬山の時もそうでしたが、なぜかこの映画を見た後はみんなの話が弾みます。(犬山では、上映企画をしてくださった皆さんが試写の時も見た後えんえんお話をしたとのこと。今回の上映後に私も加わり、数時間にわたりおしゃべりしてしまいました!)映画が場を作ってくれたんだなと、作者としてはとてもうれしく、作りがいを感じた次第です。
今回、このようなパネルという素敵な機会を作ってくださった京都シネマのスタッフの皆さん、そしてパネルに参加してくださた鬼塚先生、松原マリナさん、そして来場下さった皆様に、お礼を申し上げます。