ブラジルではこの曜日にはここの通りといった具合に、あちこちで市がたちます。野菜、果物、お肉、お魚から金物まで、たいがいのものは手に入ります。値段はスーパーと比べて特に安いわけではないようですが、生産者が直接売りにくるのでとても新鮮。

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八百屋さんは必ずと言っていいほど、日系人が店を構えていて、大根だのおなすなど、いかにも日本の野菜といったものも含めて、野菜をいろいろ売っています。サウジという地区にたつ市には、いなり寿司だの羊羹といった日本食品を専門にしているお店もあります。この辺りは、日系人が多いのです。

買い物に疲れると、フェイラのど真ん中か一番端に必ずある、パステス屋さん(こちらも日系人が多い)と、そのまた隣に必ず出るカルド・ジ・カナ(砂糖黍ジュース)屋さんへ。まず、パステスを注文して、揚げている間に隣に行って、ジュースを注文します。で、腰掛けに座って、むしゃむしゃ、ごくごくと言う訳です。この砂糖黍ジュースが本当においしい。冷たくて、ほんと自然の甘さです。だって、砂糖黍を目の前で絞ってくれるんですから。

京都にあるパステス屋さんに、どうしてカルド・ジ・カナはないの? と尋ねると、砂糖黍は痛みやすいので、採算が取れないそうなのです。残念。

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日系のパステス屋さん
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目の前でジュースができてくる。ほんと新鮮
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バイア出身らしき女性のハーブ屋さん。
ヨーロッパだけでなく、むしろアフリカや
ネイティブ起源の薬草文化が豊かなブラジルです。