今日は東近江市の障害者福祉組織、愛東和楽さんの主催する「サンバで多文化」で、大阪のサンバチームのヂスペルタドール、サンタナ学園の子どもたち、おうみパーカッションワークショップのみんなとサンバを披露してきました。たくさんの障害者や高齢者の方たち、地域の子どもたち、大人たちが参加。最初っから踊り始めるのりの良さでした。

おひな祭りということで、立派なひな壇が真っ赤な毛氈の上に飾られ、そこここに菜の花やミモザ、チューリップ、桃などのお花が活けられ、春一色。和楽からはお寿司に豚汁、桜餅、サンタナ学園からはブリンカデイロというチョコのお菓子が用意されて、食べ物でも交流しました。あんこが苦手かなと心配したブラジル人の子どもたちも桜餅をほうばって、おいしいと連発。今回は、お母さんたちも数人いらして、一緒におひな祭りを楽しみました。2月に開催されたばかりのリオのカーニヴァルの興奮冷めやらぬ中、彼女たちもサンバも踊っていました。お話の時間もあって、ヂスペルタドールの竹谷さん、サンタナ学園の中田先生、おうみパーカッション・ワークショップの楠神さん、小梶さんがサンバで交流することへのそれぞれの思いを語りました。自由で、とても暖かい集まりでした。

今年でワークショップも3年目。大凧祭りをはじめ、地域の様々なイベントへの出演も依頼されるようになり、今日のような、すばらしいつながりも生まれてきました。地域に住むブラジル人の音楽家の方も参加してくださるというお話もあり、新たな広がりが生まれそうです。遠回りのようですが、このような場を通して、外国人住民の存在を良い形で示し、確実につながりを深めることがとても大切なのではないかと改めて思う今日このごろです。今年はワークショップの飛躍の年になるような気がします。