滋賀で行なっているパーカッションのワークショップですが、次のステップに進む時期が来ました。

サンバを踊る活動をしてきたブラジル人学校の子どもたちと、パーカッションを演奏して合わせてはどうかというアイディアから始まりました。音楽を通して、地域のブラジル人住民との交流の場を作ろうというわけです。この2年少し、徐々に積み上げ、地域での伝統的お祭りに招かれて演奏するまでに至りました。

これからは、学校の子どもたちに加えて、地域のブラジル人に参加してもらいたい、さらに場を広げようとしています。ちょうど地域に住むブラジル人音楽家たちが次回から加わってくださるとのこと。また、日本人の若い人たちにもあちこちで呼びかけて、新たな参加者が増えそうです。

元々農業中心の、車がなければ移動しにくい地域で、異なった背景を持つ人たちを結びつけるのは、決して容易ではありません。しかし、このワークッショプは少しずつ前進しているし、運営に関わってくれている人たちが楽しんでくれていることがなによりです。

また、大阪や神戸からサンバチームの人たちがかけつけてくれ、都市と地方の交流にもなっています。サンバの魅力と子どもたちの笑顔、緑いっぱいの自然、違う文化に接するわくわく感、努力を重ねて、みんなが元気になる場を作っていければと思います。