先週は関東方面に出かける用があり、『ブラジルから来たおじいちゃん』上映を主催してくださった方々の何人かをお訪ねしてきました。限られた日数でしたが、群馬県太田市の教育委員会の方、先生方、また横浜のアートのNPOの方々、先生たちなど、多数の方々にお目にかかる事ができました。上映後以降の状況やそれぞれの皆さんの取り組みについてお話しをうかがったり、私の方の今後の方向についてお話しし、ご意見をうかがいました。お忙しい中、お時間を取ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

太田市では小学校の国際学級をお訪ねして、子供たちの勉強ぶりを拝見させていただきました。国際学級には、6年生も1年生もいて、とてもにぎやかです。子供たちはとにかく元気。おしゃべりを始めたり、けんかしたりで、担任の小林先生は、手が八本あっても足りないくらいの忙しさです。

不況が長引き、先が見えない中、ブラジルに帰られるお子さんが多いとのこと。当日も、近くブラジルに戻られるお子さんが、ポルトガル語を教える飯田先生にアルファベットを習っていました。もうブラジルに帰るのだということで、自覚が芽生え、一生懸命に勉強しているとの事でした。せっかく日本に慣れたのに、また、ブラジルに。彼女はどういう未来を描いているのだろうかと、心配になりました。

後から、それぞれの学年のクラスに戻って学習しているのもそっと覗きに行きましたが、そこではみんな真面目におとなしく勉強していました。言葉が十分でなかったり、いろいろな不安がある中でも、国際学級は、外国から来た子供たちがのびのびとしていられる場所のように見受けられました。

今回、お世話になりました小林先生、飯田先生、ありがとうございました。

横浜でのお話は、次回に!