一昨日、滋賀の地域づくりのシンポジウムの分科会で映像と地域づくりというテーマで発表してきました。

地域プロデューサーとして活躍されている皆さんが一同に会され、活気に満ちた集まりです。私は、制作中と上映活動中にどういった形で地域と関わってきたかについてお話ししました。関西ブラジルコミュニティや滋賀の日本語支援をなさっている団体の方に制作中の作品をご覧いただき、ご意見やアドバイスをいただいたこと、完成してからは、それぞれの地域で上映していただき、日本人、ブラジル人の両方が参加する上映会、交流会を開いていただいたことなど。地域の方達との連携で映画が作られ、活用されてきたことです。

私自身は、他の方々のお話をお聞きして、大変学ぶところ大でした。皆さん、生活の場である地域をどうやって活性化させるかで、様々な工夫をされ、努力を積み重ねておられ、それが育っている様子が感じられました。

一方で、非営利法人を作ってがんばっていても、なかなかお金が回らず、後継者にと思うような若者に給料も払えないので、いついてもらえないなどの問題があるともお聞きしました。NPOできちんとお金を回しておられる事例のお話では、行政等の受託事業でお金を取ってきていらっしゃるようでした。今の所それが一番安定した経営の仕方なのでしょうか。寄付を含めてより多様な財源を持てるといいのになあと思いながら、お話をうかがった次第です。

国がどちらに向かっているのか、まだまだ不明瞭ですが、地域では様々な試みがなされ、大変ポジティブなエネルギーが流れていて、希望をいだくことができました。