昨日、6月20日は、JICA中部での上映会がありました。名古屋駅から歩いて10分ほどのとても便利な場所に、なごや地球ひろばができ、そこでの初めての映画上映会に『ブラジルから来たおじいちゃん』が選ばれ、上映されました。

上映後、ゲストトーク、そして、交流会(アミーゴスさんがおいしいブラジルのコーヒーとポンジケージョを提供してくださいました。)のプログラムです。

今回は、愛知県立大学の4年生の伊木ロドリゴさんがゲストに来てくださいました。10歳の時にブラジルから家族とともにいらした方です。海外青年協力隊のOGの奥田桐子さんの司会で、ロドリゴさんと私がお話をしました。ロドリゴさんは、ご自分のこれまでの体験、いじめられたこと、また、病気をして7ヶ月も入院していた事、また、経済危機のあおりで家族が直面している困難など、当事者の立場から率直にお話くださいました。

彼の熱い語りに、会場一同、圧倒されてしまいました。ポジティブパワーに、老いも若きも一度にロドリゴさんファンになってしまった感があります。私は、こんなにすばらしいブラジル人の若者が試練を乗り越えて育ち、将来、日本社会で生きていこうと決意してくれていることに、とてもとても感激しました。ロドリゴさん、本当にありがとうございます。

交流会ではいらしてくださった方同士が知り合ったり、もちろんロドリゴさんや私とお話ししてくださる方、とても良い出会いの場になりました。以前から、映画を見てくださった方同士が知り合えるような上映会があればいいなあと願っていましたが、今回は、まさにそのような会になりました。交流会の閉会後も、ずっと残って話し込んでいる皆さんの姿が今も心に残っています。

このような素敵な場を作ってくださったJICA中部の担当、佐藤江梨子様やお世話になりました皆様に心より感謝いたします。(建物もとても開放的で居心地も良く、レストランもとてもおいしかったです! こんな明るいのりで国際交流ができるとうれしいですね。)

今後も、映画+ブラジル人の若者を交えたトーク+スナックと飲み物付き交流会という形で、映画が人の出会いの場となるような会を、皆様のお力添えで作っていければと願っています。紺野さんの導きで、私はこちらに来ているブラジル人たちと出会いました。この映画を通して、さらに新しい出会いがどんどん広がっていくことを、紺野さんもきっと喜んでくださっていると思います。

今回、飲み物とスナックをご提供くださいましたアミーゴスさんに、心より感謝申し上げます。暖かいポンジケージョ、とてもおいしかったです。また、レストラン、アデージョの方に、うかがわせていきたいと思います。

こういういい出会い、いい時間の積み重ねが大切なのですね。