一昨日、福山に映画に登場してくれた家族を訪ねました。ロベルトさんが手術をなさって、その後どんな様子か知りたかったからです。彼の約1ヶ月間の入院中、エリアーネさんとドグラス君が留守を守って、ドグラス君もすっかり大人になってきました。ロベルトさんも、一歩歩くごとにあった痛みが取れたようで、元気に働いておられました。まだ、もう一方の手術は残っていますが、とりあえずひと安心です。

一方で、経済危機の余波や寮生活中の高校3年生のファビオ君の進路など、いろいろ悩みがあります。家族仲良く助け合い、日本社会に溶け込む努力を重ねてきた家族です。そういう人たちが報われるような社会にしなくては! 何か自分にできることはないかと模索する今日このごろです。

東京と関西の差はもちろんですが、この旅で東京とそれ以外の地方の格差の大きさも改めて感じさせられました。でも、地方はなんと言っても、土地もあり、福山は海もあり、食糧はばっちりです。そういう豊かな自然の恵みを大切にしつつ、しぶとく生き延びる方策を磨きあげていければと願います。