今日は上映後に、パステウ・ド・ブラジルのオーナー、ルイス・オタビオさんが来てくださって、お話をしてくださいました。限られた時間でしたが、オタビオさんの日本での体験を語っていただきました。日本語がまったくできない状態で、12歳の時にブラジルからやってきたこと、中学校で不登校になりかかったけれど、小学校の先生の励ましで行くようになり、卒業したこと、両親がブラジルに帰った後も、一人で日本に残り、食べて行く為に溶接などの仕事をしていたこと、自分からきっかけをつかんでいき、今の仕事に至った事などなど。緊張気味の彼でしたが、会場の皆さんに彼のこれまでの努力がきっと伝わったと思います。

暖かくオープンなオタビオさんの店は、居心地の良い空間です。それは、字幕を手伝ってくれたホベルトさんやパメラさんが東京でやっているハバダス・クルチュラ・クラブも一緒。こちらは映像や音楽を通じて、来た人同士が仲良くなれる楽しい場です。こんなところに若いブラジル人たちの抜きん出た文化パワーを感じる私です。

彼は、お話の後、京都シネマの若いスタッフとフットサルを一緒にする相談をしていました。いいですね、若者は、すぐに仲良くなれて。