派遣切りにあったブラジル人たちが、介護の仕事に希望を託し働き始めています。しかし、そこでも日本の労働の縮図とでもいうべき矛盾に満ちた状況が繰り広げられていました。その現場を取材したとても興味深い番組が放映されます。以下、お知らせをいただきました。皆さん、ぜひぜひご覧になってください。
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日本テレビ系 25局ネット全国放送
報道番組「ウェークアップ!ぷらす」
2月14日 土曜日 朝8:00より
「介護崩壊 失業日系ブラジル人は救世主となるか?(仮)」
三重県四日市市で、介護士として働くブラジル人女性たちを取材しています。派遣切りに遭った元工場勤務の日系人もかなりおり、人手不足に悩まされていた介護施設に、正社員として雇用されています。
これまで派遣会社のピンハネに遭い、使い捨て労働者として、便利使いをされてきた日系人の新たな戦いの序章だと思い、取材しました。
しかし一方では、介護業界は、ブラジル人もそうですが、インドネシア人やフィリピン人など外国人の手を借りなければ成り立たない程疲弊した労働の現場であることも事実です。そこでは、日本人の介護士は、「福祉」の名の下に薄給で、長時間労働を強いられ、命を預かる重責を担っているにも関わらず社会的地位が低いと嘆いています。さらにそこに介護サービスを受ける利用者の思いや人生観なども錯綜します。
ブラジル人、日本人の双方の視点からみた「介護の現場」という二部構成。