さわやか福祉財団理事長の堀田力さんが、京都新聞に持っておられる「暖流」というコラムで、昨日、9月14日、「ブラジルから来たおじいちゃん」について書いてくださいました。検事として活躍された後、ボランティアを日本で促進するさわやか福祉財団を始められた方ならではの内容です。
映画の主人公の紺野さんがブラジル移民として「続く苦労に耐えながら、結婚し、子育ても終えた。やっと生活も落ち着いたが、妻に先立たれた。 さて、どのように生きていくか、あなたならどうしますか?」と言った具合に、読む人が(特に中高年の人たちが)自分の身に引きつけて考えられるように書かれています。
また、自分が何者であるかを、追求する紺野さんの姿についても触れて下さいました。そして、文章の最後も、あなたは? と質問を投げかける形で終えられています。
JICA兵庫で上映会の時に、「今まで仕事で大変だったから、残りの人生を楽しく過ごせばいいと思っていたが、自分も何か社会に関わる事をしたくなった」と語られた方がいました。紺野さんは、多くの人にとって老い方のひとつのロールモデルになるのではないかと思います。そのなかで、皆さんそれぞれの形を生み出していっていただければと。