舞踊の研究を中心に活動していた時代に書いた舞踏についてのエッセイが、なんと今頃になって、ニューヨーク・タイムズ紙の記事 “Haunting Atmosphere of Whispers and Enigma Mina Nishimura Invokes Butoh at Mount Tremper”に引用されていることを、友人が知らせてくれました。彼女が知らせてくれなければ、気づかないままだったでしょう。
最近、博士論文を翻訳したいという話もいただいたりして。書いたものが知らないうちに、欧米の舞踏関係の方たちに出回っているようで、浦島太郎のような気分です。ドキュメンタリーも然りですが、力を注いだ仕事が見知らぬ人たちによって活用されているのを知るのは、うれしい驚きに他なりません。