「オルタ」(11・12月号、アジア太平洋資料センター発行)、CIENMA欄、裏表紙(!)でご紹介いただいています。
11・12月号は
「特集 労働開国? 移民・外国人労働者・フリーター」
「オルタ」(11・12月号、アジア太平洋資料センター発行)、CIENMA欄、裏表紙(!)でご紹介いただいています。
11・12月号は
「特集 労働開国? 移民・外国人労働者・フリーター」
ポレポレ東中野公開が好評につき、12月5日(金)まで延長になりました!まだご覧になっていない方、まだまだ間に合いますので、どうぞご来場下さい。
シネマテークたかさきで22日から上映が開始されており、昨日、挨拶に行ってきました。高崎の駅前にほど近いところにあり、NPO法人が運営している映画館らしく、子供たちの絵が飾ってあったり、スタッフも老若男女入り交じって、アット・ホームな雰囲気です。
この15日に、この映画館を立ち上げられた茂木正男さんが亡くなられたばかり。茂木さんはシネコンばかりになっていく地方の映画状況をなんとかしようと、いい作品をみんなに見てもらいたいと、自主映画活動から映画祭、そして映画館の設立へと、地道な活動を続けられてこられた方です。
「ブラジルから来たおじいちゃん」もまだほとんどどこにも映画の情報が出ていない段階で、あちらからお声をかけてくださり、「国際交流とはこういうことだ!」と高崎での劇場公開を決めてくださいました。お目にかかったお話したかったのに、本当に残念です。
支配人の志尾睦子さんを中心としてスタッフたちは茂木さんの遺志を継いで、ますますシネマテークたかさきを盛り上げていこうという意欲に満ちています。また、ぜひここに戻ってきたいと思いました。
82歳で、毎年のように新作を発表される羽田さんのようなすばらしい先輩がいらしてくださるのは、大変な励みです。羽田さんに本当に感謝!です。
ホベルトさんは、「ブラジルから来たおじいちゃん」が日本からブラジルへ、ブラジルから日本への移住をひとつの流れの中にとらえていることが他の映画にない特徴であると指摘しました。そのような歴史の流れを理解してこそ、日本にいるブラジル人が抱える問題の背景が見えてくるということでした。
トークの時間ではなかったですが、ホベルトさんが日本人は移民の歴史を、すっかり過去のものとして葬ってしまっている、それではブラジル人が日本の社会で生きていく際に抱える問題を真の解決に導くことはできないのではないかという意味のことをおっしゃっていました。
確かにこの間、若い日系ブラジル人の方たちとお話しすると、みんなおじいさん、おばあさんに「日本人」であることを意識するように教えられたという体験があったとおっしゃいます。実際、今の日本人よりよほど「日本人」らしかったり、つまり、生真面目で、勤勉、どっしりと地に足がついたような雰囲気を彼らに感じることが多々あります。
今の日本社会は「外国人」扱いしていますが、いったい「日本人」とは誰なのか、大きな疑問を投げかけられたような気がします。
ホベルトさんは、日系ではないブラジル人で、そういう立場だからこそ見えてくるものもあるのかなと思いました。
「ブラジル移住100周年国際交流を考える映画」
NPOたかさきコミュニティシネマが運営するミニシアター「シネマテークたかさき」で、明日、11月22日(土)から高崎市国際交流協会との恊働1週間限定上映がスタートします。
11月24日(月、祝日)、監督舞台挨拶を行います。
高崎近郊には、ブラジル人の方もたくさん生活されています。映画館に足を運んでいただけることを願っています。
高崎近辺にお住まいのお知り合いの方に、ぜひご案内下さい!
「ブラジルから来たおじいちゃん」を気に入って、上映を薦めて下さっていたシネマテークたかさきの総支配人茂木正男さんの突然の訃報に接し、お会いできることをとても楽しみにしていただけに、無念です。
「国際交流とは何かを考えさせられ、正に100周年にふさわしい」と評して下さったそうです。ご冥福をお祈り申し上げます。
http://takasaki-cc.jp/