今年も無事に

皆様、とうとう大晦日です。私の住む京都では大雪です。

今年もあっと言う間に一年が過ぎました。おかげさまで、アメリカのノースウェスタン大学、シカゴ大学での招待上映を始め、日本大学でも多数上映していただく事ができました。また、この11月には、岡山の国際交流協会主催の上映会では、映画の中で話していたサッカー選手になる夢を果たしたファビオ君がゲストで招かれるというすばらしい機会がありました。ドグラス君、ご両親もいらっしゃり、わきあいあいとした集まりになりました。厳しい時代ですが、自分を見失わずに夢に向かってたゆまぬ努力を続けるファビオ君の姿が、紺野さんと重なりました。

新たな年には、DVDを作り、学校等の教育の場で活用していただけるよう、スタディガイドなども作成していきたいと思います。おじいちゃんの姿に、若い人たちに接してもらえるように、さらなる努力を重ねてまいりますので、今後ともお力添えのほど、どうぞよろしくお願いいたします。


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作品に寄せられた言葉(岡山から)

12月8日、(財)岡山県国際交流協会主催の地球市民講座(特別編)の上映会&ファビオ選手ゲストトークに参加された方からたくさんの感想を寄せていただいています。

こちらからどうぞ >>>

(写真提供:(財)岡山県国際交流協会)


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ワークショップ仲間のサンバチームがライブ

いつもサンバのパーカッション・ワークショップで御協力いただいているサンバ・チームのライブ公演が大阪であり、聴きに行ってきました。いつも一緒にワークショップを組織している滋賀の仲間、サンタナ学園の中田先生とお友達もいらっしゃいました。日曜日だったので、子どもたちが来られなかったのが残念です。

日頃の皆さんの稽古の成果で、とても息のあった演奏。チームのリーダーの「たけちゃん」はなんとステージの板を踏み抜く程の力の入り様でした。舞台の外に走り出て、大活躍です。3ステージあって、ステージごとにみんな衣装を変えたりして、それも楽しかった。

私たちワークショップ組は、おとなしい大阪人たちを尻目に、全員立ち上がり、ダンスでのりのり状態。滋賀県人がこんなにノリが良いとは! 汗びっしょりになりました。1月の会合もこのノリで行こうということに。

最初はどうなるかまったくわからない状態で始めたワークショップですが、毎月一回集まり、一緒に太鼓を叩き、9月にはフェスティバルに参加することで、ブラジル人と日本人、滋賀と大阪の絆が生まれてきました。沈滞していると言われる日本ですが、異文化との接触からこんな元気が生まれています。このつながりを大切に育てていければと願っています。

今回、ビデオを撮らなかったので、みんなと一緒に思いっきり踊ってしまいました!


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ファビオさん、登場

今晩は、岡山国際交流協会での上映会に行ってきました。なんと岡山ファジアーノのネクストで活躍するダシルバ岡ファビオ選手がゲストとして登場しました。映画の中で、紺野さんに「サッカー選手になって」と語っていた夢を実現して、皆さんの前にさっそうとスーツ姿で現れたファビオさんです。おまけに、ご両親と弟のドグラス君も福山からわざわざお出でになりました。

上映後、彼へのインタビューや質疑応答がありました。今、映画を見てどう思うかという質問に、「若かった頃の姿を見て」という言葉がまだ20歳前のファビオさんから出て,会場から笑い声が巻き起こりました。そして、「勉強に興味が持てない時期もあった。中学の頃、(紺野さんに)勉強をしなさいと言われていたが、今、その意味がわかる」と。また、ブラジル人の子どもたちの不就学などの問題については、「自分は問題がなかったが、確かにそういった問題はある。ブラジル人と日本人をつなぐ中間の人がいないと思う」と答えました。将来の夢はという質問に対しては、「自分はサッカーという結果が求められる世界にいる。とにかくピッチに立っていたい。」また、ブラジルと日本の家族関係の違いについては、「ブラジル人はとにかく暖かい。日本人は冷たい。しかし、日本人には他の良い面もあるし、どちらが良いとは言えない」と語りました。

中学の時にすでにしっかりしていた彼ですが、ますます大人になっています。本当に楽しみな青年です。今日、上映会に参加された方は、みんなファビオ・ファンになられたことと思います。

ドグラス君は今、高校受験で、勉強にいそしんでいるそうです。彼もサッカーに励んでいて、背もお兄さんと同じくらいになっています。ロベルトさんもエリアーネさんもお元気でした。

岡山のブラジル人集住地域の行政の方、日本語教育に携わっている皆さん、大学の先生方も多数参加された上映会でした。会が終わった後、たくさんの方が私のところにも来てくださいましたが、皆さん、紺野さんにインスパイアされた様子でした。

とてもすばらしい上映会を企画してくださった国際交流協会の皆さん、忙しい中、参加してくださったファビオさんに感謝申し上げます。


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