草津多文化交流フェスティバル

20日、草津市のロクハ公園で草津多文化交流フェスティバルでのサンタナ学園の子どもたちのサンバ出演の応援に、パーカッション・ワークショップの皆さんと行ってきました。

大阪のサンバチーム、ヂスペルタドール、神戸のフェジョン・プレットの皆さんが大勢で駆けつけてくださり、総勢70名くらいになりました。舞台からあふれんばかりの状態でした。今回はなにしろ歌手、ギターつきです! チームの方達に助けていただいて、踊り、演奏の方も元気いっぱい、充実したものになりました。(残念だったのは、敬老の日と重なったため、介護関係のお仕事の方はいらっしゃれなかったことです。でも、ビデオで様子を見ていただくつもりです!)

サンタナの子たちは色とりどりの衣装と背中に羽をくっつけて、カラフルな天使のようです。男の子たちは、水色のスパンコールのベストでおめかししました。間違えちゃいけないと思っているのか、男の子たちは緊張した面持ち。女の子は、のりにのって踊っていいました。子どもたちの親ごさんたちも何人かいらしており、子どもたちの着付けの手伝いをした後、サンバを楽しんでおられました。当日、曇り空だったのですが、この出番の時だけ、途中で日が射してきて、色鮮やかな衣装が生えて、リオ・デ・ジャネイロ気分になりました。太陽も一緒になって参加、演出してくれたというわけです。そして、出かける時にはいつも晴れた紺野さんがあちらから応援してくださっているのかとも思いました。

練習場所を探す所から一緒に取り組んできた、地元のキーパーソン、Kさんもショカリーニョというしゃかしゃか音のする楽器を体全体を使って、演奏されていました。一説によると、よそから出演依頼すら舞い込んだとか。一瞬、カーニバルのようなお祭り気分を振りまいた演し物になりました。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

これで、6月より始めたワークショップは一区切りですが、良い形で続けていけるよう、子どもたちも含めてみんなで話し合いながら、進められればと思います。

私自身は、太鼓を叩けず、記録の為のビデオを撮っていました。ビデオから静止画像を取れれば、写真も載せるつもりです。乞うご期待!


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九番団地での上映会

この19日、名古屋市港区の九番団地での上映会にうかがってきました。

保見団地のような巨大な団地ではなく、8棟程の建物が並ぶ団地です。外国人が居住者の4割を占め、ブラジル人がその中でも一番多数です。実際、団地の入り口のところに、ブラジル食料品店があります。土曜日の午後、そこここにブラジルの家族や若い人たちが語らっていました。のどかな雰囲気で、一瞬ブラジルに来たような気持ちになりました。

ここ多文化共生の地域づくりに取り組んでいるNPO学びやの川口さんが会を進めてくださいました。地域の小学校の校長先生、保育所の先生方、また、ゲストとして地域にお住まいのブラジル人2世、3世、ブラジルに日本から行き、事情があって戻ってこられた方、また、ペルーから来られた方、そして団地住民の日本人の皆さんが集まられました。その場の和気あいあいとした雰囲気から日頃の活動がしのばれます。学びやに参加して育った男の子たちが、スクリーンに一番近いシートの上で横になってリラックスしつつ映画を見ていました。映画を見て、自分の祖父母や両親のことを思い出したとブラジル人の皆さんが口々に話されました。また、ブラジルでは、「ニホンジン、日本へ帰れ」と言われて育ったのに、日本に来たら、「ブラジル人」と呼ばれると、苦しい立場を話される方もいらっしゃいました。どの方も、ブラジルで親御さんから厳しく言われて、日本語を勉強してきたとのことで、日本語がとても達者でした。

川口さんは、紺野さんがスカイプで日本社会に送られた言葉を「お守り」として携えておられるとのことです。紺野さんの志を継ぐ人がここにちゃんといてくださると、心強く感じました。

今回、ゆっくりできなかったので、時間の取れる時にぜひまたお訪ねしたいと思いました。


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いよいよ本番に向けて!

この21日のおうみパーカッション・ワークショップでは、9月20日の本番に向けての練習が行なわれました。今回も引き続き、大阪からサンバチームのヂスペルタドールの皆さんがいらしてくださいました。2回目とあって子どもたちともいつのまにか絆が生まれている様子が見て取れます。大人も子どもも真剣にリズムに取り組んでいます。

今回は、サンタナ学園から学園の畑で獲れたすいかの差し入れもあったりして、うれしい限り。時折、休憩を取って、水分を補給しつつ、がんばりました。

さすが、暑い中、途中でくたびれて投げ出しそうになる子どももいましたが、サンタナ学園の中田先生に叱咤激励されて、持ち場に戻ってしっかり責任を果たしました。練習の最後の演奏では、一体感もできて、なかなかに盛り上がり、9月本番への期待が持てました。

本番には、「黄色か緑か青のシャツと下はできれば白のパンツ」の出で立ちで臨みます。

おうみ多文化フェスティバルの詳細は、こちらです。

http://www1.odn.ne.jp/tryjing/04-tabunka/2010fes/index.html

同じ楽器担当のお兄さんと一緒に叩いて、リズムを覚える。

クールぶりもお兄さんにそっくり!?

小さな子にリズムを教えてあげる。

おいしそうなスイカが届きました。

お待ちかね! みんなで食べよう。

暑いけど、もうひと頑張りだ。

最後には、チームとしてのまとまりが出てきました。9月の本番が楽しみ。

 

We just finished the third percussion workshop on 21st in Higashiomi. We worked on the rhythm we are gonna play on September 20th at the Omi Multicultural Festival in Kusatsu. Members of the samba team Despertador taught us how to play this time again. Some kids already established bonds with members. A kid and a member who play the same instrument got connected instantly. It’s really nice to watch them having good time together.

Kenko Rosa Nakata, Principal of Colegio Santana, brought us a few wartermelons which they grew. It was such a hot day that we needed to take liquid much. They were so juicy and perfect for the day. Thank you, Rosa!

Some kids wanted to stop practicing after a while, being exhausted from heat. But they returned to practice after they got scolded by Ms. Nakata!

In the end we could play really good samba as a team. We are looking forward to playing at the festival!

Please come and see our great percussion presantation! The Omi Multicultural Festival will be held at the Rokuha Park in Kusatsu, Shiga from 10 am through 4 pm on 21st of September.

link to the map アクセスマップ
http://www.rokuha.sakura.ne.jp/modules/pico/index.php?content_id=7/


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今週末、沖縄で初上映! 東京でも!

紺野さんが亡くなられてもう1年が経ってしまいました。でも、映画の中で生き続ける紺野さんはますますパワフルです。『ブラジルから来たおじいちゃん』は、いよいよ沖縄に上陸します!

映画の中で、紺野さんが「もう来年は(日本に)来られるかどうかわからない」とおっしゃるくだりがありましたが、実はあの後、「去年までは、北海道でも沖縄でも隣町にいくような感じで行っていた」とおっしゃっていたのです。いったい沖縄のどこを訪ねておられたのか、今となっては知ることはできませんが、紺野さんは映画で再び沖縄を訪ねられます。地元にお知り合いのいらっしゃるかた、上映会のことぜひお知らせください!

8月8日、午後2時からは、
沖縄県浦添市中央公民館・分館
浦添市国際交流協会主催の上映会です。
http://sites.google.com/site/ukokusai/top/heisei-21nendo-no-ibento-an-nai-nitsuite

初めての沖縄での上映です。ご覧になった皆さんがどんな感想を持たれるのか、ドキドキしています。

また、同日に東京の素敵なラテン文化サロンで上映があります。

8月8日に午後4時半
東京都目黒区のCafe y Libros
今回は、このスペースと駐日ブラジル大使館との共催で、「ブラジルをもっと知る週末」の一環として、上映されます。ブラジル大使館の文化担当書記官の方が、映画をご紹介くださいます。前日には、私たちの親しくしているブラジル人の歌手、サブリナさんが歌われるようです。楽しそうな会です。お近くの方、ぜひいらしてみてください。

http://www.cafeylibros.com/


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紺野さんの最後の語り

この週末、2日にご覧にいれる映像を編集していました。サンパウロ、広島のそれぞれの会場の聴衆にふさわしいお話を、なさっています。サンパウロでは、移民とは、という大きな設問への自分なりの答えを出され、広島のスカイプトークでは、日本に住む若いブラジル人たちを思い、日本人にメッセージを送られました。

スカイプの時には、会場からの質問にも答えていただいています。若い人たちからの質問に真っ正面から答えておられる紺野さんです。最後まで、世界に目を向け、次の世代を思う一生を貫かれたことを実感します。

思わず、紺野さんの実直な語りに気が引き締まり、謙虚な気持ちになりました。もうひと踏ん張りがんばるかという気が起こってきます。そして、本当につい最近までこんなにお元気で、物事を深く考えられていたことを思うと、今、ここにいらっしゃらないのが本当に嘘のようです。

紺野さんの最後のメッセージを聴きにぜひ8月2日、東京渋谷UPLINKでの上映にお運びください。一緒に紺野さんへの思いを語り合いましょう!

追悼上映会、お知らせのページへのリンク

http://umsenhordobrasil.sblo.jp/article/30515053.html


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24日のワークショップ、大いに盛り上がり!

今回は、大阪のヂスペルタドールと神戸のフェジョン・プレットの皆さんがかけつけてくれました。浅草のサンバカーニバルにも出場している方達です。フェジョン・プレットの方はなんとリオのカーニバルにも出場なさっています!!!

まず、デモンストレーション。子どもたちはそこでもう踊りだしてしまいました!今までCDに合わせてだったので、生演奏は始めて。みんなリズムに乗って楽しそう。

各楽器の紹介があって、それぞれのリズムを重ねていくという方法で、サンバのリズムの構造を教えてくれました。好きな楽器を選んでと言われると、多くの子が、クイーカに殺到しました。例の缶の中に手をつっこんで、キューキュー言わせる楽器です。

楽器ごとにグループに分かれて、それぞれ教えてもらい、1時間後に合わせると、あらあら不思議。ちゃんとサンバになっていました。子どもたちは覚えるのも早く、教える人たちもうれしそうです。大人たちもがんばらねば! 9月には、みんなでお祭りに登場します。

猛暑なのに、木陰の下で風が吹いて、汗はいっぱいかいたけど、誰も具合が悪くなったりもせず、楽しい夏の一日になりました。時間が来ても、みんな帰りたくなかったみたいです。

御協力くださったみなさん、ありがとうございました。

すでにあちこちから、みんなで演奏しに来てくださいと声をかけられています。子どもたちに、他の地域の子どもたちに教えられるようになってもらえればと思っています。


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